「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群は、2017年に世界文化遺産に登録されました。 |
ごみひろい |
現在、世界では毎年800万トンものごみが海に流出しています。
海を漂うごみは、美しい風景や生き物を傷つけるだけでなく、信仰を守り伝えてきた漁師たちの仕事の妨げにもなっています。
この5周年記念事業が、世界遺産の価値と海洋環境問題について改めて考え、行動するきっかけとなり、世界遺産と美しい海を未来へ残していきたいと願っています。
『先人たちから受け継がれた美しい海、景色を次の世代に残したい』
その思いから、海洋プラスチックごみ(ポリタンク)を“買い物かご”へとリサイクルするプロジェクトを昨年スタートさせました。
同プロジェクトは、宗像市とのコラボ商品『JAPANプライドポテト宗像』を発売し、「海の環境保全活動」への寄附という形でご支援いただいている㈱湖池屋と、リサイクル事業を行うテラサイクルジャパン(同)と三者が連携して実施しています。
プロジェクトスタートから一年。
日々海で仕事をする宗像市の漁師の方、そして市民の方の手により回収した漂着ごみ(ポリタンク)は、「オーシャンプラスチック買い物かご」へと生まれ変わりました。
買い物かごは、道の駅むなかたへ約200個、イオンモール福津へ約3200個設置します。
2022年4月9日、宗像市・㈱湖池屋・テラサイクルジャパン(同)が主催となり「Save the Sea~地島ビ
ーチクリーン」を実施。
世界遺産「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群の緩衝地帯である地島では、島外からの漂着する海洋ごみが長年の課題となっていました。
今回の清掃活動は、県内の大学やボランティア団体、島の子ども達も含めた島民が参加し、約130人で実施。島外からの参加者による大規模な清掃は今回が初となりました。
豊かな海を未来に残すために、日常でできることから一緒にはじめましょう! 「マイバック持参」「使い捨て容器の使用を減らす」「ごみはリサイクルのために分別」「ゴミ拾いに参 加」など、少しずつ生活に取り入れてみましょう。 |
未来へつなぐ豊かな海づくり~異業種コラボでSDGs~「宗像ウニプロジェクト」 | ||
令和5年5月豊かな海づくりに関する取組み等を推進するため、㈱高田工業所、国立大学法人九州大学大学院農学研究院、宗像漁業協同組合、及び宗像市が産学官連携協定を締結しました。 協定締結・第一弾として「宗像ウニプロジェクト」が始動します。 磯焼けの問題解決やブルーカーボンへの貢献、漁師の持続可能な活動を目指します。 ●宗像ウニプロジェクト始動! | ||
宗像市本土から約60㎞、玄界灘に浮かぶ沖ノ島は古代から大陸との交流の要衝であり、国家的祭祀が行われてきました。沖ノ島で出土した約8万点の奉献品はすべて国宝に指定されており、「海の正倉院」とも呼ばれています。この沖ノ島をはじめ、8つの構成資産からなる「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」は2017年7月、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。
「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」保存活用協議会ホームページ
https://www.okinoshima-heritage.jp/
世界遺産登録が実現したのも、ひとえに先人たちが宗像の海を中心とした豊かな自然を1500年以上にもわたり敬い、そして現代まで守りつないできた賜物です。 「宗像人(むなかたびと)」の想いを受け継ぎ、豊かな海を将来に渡って守っていくため、“世界遺産CITY”宗像市から「Save the Sea」のメッセージを世界に発信し、海の環境保全に取り組んでいきます。
市民団体、企業、地元団体、教育機関など、産学官民が連携し、地球環境問題の解決を探る場として、2014年から開催されている宗像国際環境会議。世界的な有識者らにより展開される深い議論や、漂着ゴミ清掃や竹漁礁づくりなど誰もが参加できるフィールドワークなど、多様なプログラムから“宗像ならでは”の発信を、世界に対して行っています。
宗像国際環境会議ホームページ
https://www.munakata-eco.jp/
毎年10月頃に、宗像市の貴重な水源「釣川」の環境保全を図るため、約3000名もの方々が参加する清掃活動。本流から支流まで、一斉に清掃活動を行います。
宗像市では豊かな自然を後世に守り繋いでいくため、環境美化ボランティア活動に取り組んでいただける方を募集しています。現在316団体の登録があり、年間で約25トンものゴミの回収をしていただいています。
ご関心のある方は宗像市環境課までご連絡ください。登録いただけた方にはグリーンネット(ごみ袋)の提供、ごみの回収をいたします!
宗像市環境課 : 0940-36-1421