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早春の蔵開きに注目!地元で長く愛される、宗像の老舗酒造を巡ろう

更新日:2024年02月06日





今回紹介するのは、ここ宗像の地で江戸時代から酒造りを続ける2つの酒造。
「この酒がないと始まらん!」そんな根強いファンも多い地酒の魅力をお届けする!

勝屋酒造

赤間宿散策と合わせて立ち寄りたい、銘酒「沖ノ島」を手掛ける歴史深い酒蔵

かつて唐津街道の宿場町として栄え、今も白壁や格子窓などの古き良き雰囲気が漂う赤間宿。ここに寛政2年(1790年)から蔵を構えるのが「勝屋酒造」だ。看板商品は宗像が誇る世界遺産から名前をいただいた地酒『沖ノ島』。宗像大社のお神酒として醸造し、奉納もしている。



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「最近は若い人に向けて開発した、アルコール度数が低めで甘みのある『Honoka』という日本酒も人気です」と教えてくれたのは代表の山本端さん。

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屋号とお名前が違うことを訪ねてみると『縁起が良いので“勝屋”にしたのかなとは思うのですが、歴史が古すぎて誰も真相は分かりません(笑)』と驚きの返答が。なんともほっこりとするお人柄が素敵だが、酒造りは代々の技を継承し、昔から変わらず手作業で仕込むことがこだわり。

宗像のシンボル・城山の伏流水を仕込みに用いることも特徴で、やや硬水の水がお米の旨味をしっかりと引き出してくれるそう。魚介で有名な宗像らしく、お刺身といった魚料理に合うというからぜひ試してみたい逸品だ。


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(左)特別純米赤間宿(中)純米大吟醸酒神郡宗像(右)純米大吟醸麓寿泉(しずく酒)


2024年は2月24日、25日の2日間、蔵開きを開催予定。詳細は勝屋酒造のHPで確認を。酒蔵開き後の4月から10月頃は蔵の中を見学する事も可能。また勝屋酒造横の観光施設「街道の駅赤馬館」の和装体験に合わせた利き酒体験も楽しめる。和装体験に関しては「街道の駅赤馬館」にお問い合わせを。


                                                                       

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勝屋酒造/かつやしゅぞう

[住所]宗像市赤間4-1-10
[電話]0940-32-3010
[営業]8時30分~17時0分(12月~2月:~17時30分)
[定休]月曜日、隔週日曜日
[HP]https://katsuyashuzo.com/

【立ち寄りスポット~街道の駅「赤馬館」(かいどうのえきあかまかん)】

勝屋酒造に隣接する「街道の駅赤馬館」。宗像市内の特産品や美味しいもの、手づくりの品などを取り揃えたお土産処や唐津街道赤間宿の宿場町の茶屋に立ち寄った気分でくつろげる喫茶コーナー、幕末や明治時代など時の流れが感じられる展示室が併設。そのほか本格着付けの体験メニューも有り、和装で赤間宿の散策やオプションで抹茶体験や利き酒体験を楽しむことが出来る。(注:内容は時期によって変わることがあります。)

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街道の駅赤馬館かいどうのえきあかまかん
[住所]宗像市赤間4-1-8
[電話]0940-35-4128
[営業]10時0分~17時0分
[定休]月曜日(祝日の場合は翌日、夏季・冬季休館あり)
[HP]http://akamakan.info


伊豆本店

 自然に囲まれた酒蔵は創業300年超!風味豊かな「亀の尾」に酔いしれる

宗像市の北東、山の麓に鎮座する古社「八所宮(はっしょぐう)」。その鳥居の左手に、酒蔵のシンボルである“カメノオ”と書かれた六角形の煙突がそびえ立つ。蔵の始まりは江戸時代にあたる享保2年(1717年)、現在は12代目。創業以来、地元で長く愛されているのが屋号にもなる清酒「亀の尾」


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煙突の“カメノオ”は看板商品のことである。この名は幻の酒米と言われた「亀の尾」にちなんでいる。『「亀の尾」は稲丈が高くて倒れやすく、扱いが難しいんです。戦時中に姿を消したのですが、先代が屋号でもある酒米を復活させたいという想いで栽培を再開しました。酒米「亀の尾」を使用した純米大吟醸はお米のうま味と風味をしっかりと味わえることが特徴です。食事の味を邪魔しない“食中酒”タイプなので、和食や洋食、中華など、どんな料理とも相性がいいんです。』と12代目蔵元。


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酒米「亀の尾」を使用した(左)山田錦使用の特別本醸造酒(右)純米大吟醸酒

その他にも計13種の日本酒を手掛け、いずれも昔ながらの製法にこだわり、袋の重みでお酒をじっくりと搾る「槽搾り(ふなしぼり)」で雑味のないまろやかな味に仕上げている。


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伊豆本店/いずほんてん
[住所]宗像市武丸1060
[電話]0940-32-3001
[営業]8時0分~17時0分
[定休]日曜日・祝日不定
[HP]http://www.kamenoo.com/

【立ち寄りスポット~八所宮(はっしょぐう)】

伊豆本店から車で数分のところにあるいざなぎのみことほか夫婦神四代八柱をお祀りしている八所宮。過去には遣唐使がここで航海の安全を祈り、黒田家当主も必ず参拝するなど昔から武将の信仰が厚い神社だ。毎年10月上旬に催される八所宮秋季大祭では前夜祭に古式大名行列、当日は秋季大祭が行われ五穀豊穣と無病息災を喜び合う。境内では、秋季大祭で使用する神輿や挟(はさみ)箱、主槍、その他にも木製の狛犬や絵馬などが展示されている。古式大名行列は御神幸の一部・木製の狛犬は御社内に保管

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八所宮/はっしょぐう

[住所]宗像市吉留3186
[電話]0940-33-4467

 

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