更新日:2024年07月22日
夏といえば、全国各地で様々な祭りが行われますが、宗像市大島では、大島祇園山笠や七夕祭・大島七夕まつりが行われます。
このページでは、七夕祭・大島七夕まつりについてご紹介します。
▼大島で古くから伝わる七夕
2024年の大島の七夕イベント
・大島七夕祭
・大島七夕まつり
・大島七夕Month
▼七夕の歴史はとても古い
大島には、世界遺産『「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺産群』を構成する歴史ある「宗像大社中津宮」があります。中津宮の境内には「天の川」が流れ、そこをはさんで牽牛神社と織女神社が立っています。このことは古くから知られ、七夕伝説発祥の地とも言われています。
宗像大社中津宮
世界遺産でもある中津宮。7月7日から、鮮やかな吹き流しが飾られます。
牽牛神社
織女神社と天の川をはさんで、織女神社を向くように祀られています。
織女神社
牽牛神社を向いて鎮座しており、七夕祭は、織女神社の前で執り行われます。
七夕祭(神事)の様子
島内住民のみならず、島外からも多くの参拝客が参加されます。
結婚奉告祭
七夕祭で祈願した恋愛が実った夫婦が、ご報告を行うとともに、家内安全を祈ります。
日時:令和6年8月7日から
場所:宗像大社中津宮
内容:竹灯篭や、青笹に短冊や七夕飾りをつけ、美しく境内を飾り、短冊の願いが届くように祈ります。
七夕祭の様子↓
7月7日から8月7日(一か月間)
大島七夕Monthの様子
七夕はもともと技術の向上を祈念する行事として中国から伝わりましたが、日本に伝わると時代を経ながら厄災消除など合わせて祈念し夜空で彦星と織姫が天の川を挟んで出会うのを眺める行事として発展していきます。
(二星を眺める事から7月7日の夕べに行う行事として「七夕」)
大島での七夕行事の歴史は古く
「唐に渡った貴公子が織女を伴って帰国後、二人は離ればなれとなり、日々織女に想いを寄せていたら、ある夜の夢枕で、天の川にタライを浮かべると水かがみに織女が映るとのお告げがあり、それから貴公子は神仕えをした」(宗像大社HPより)との言い伝えや、
江戸時代には7月1日から7月7日まで、好い男性と出会いたいと思う人は、牽牛神社、好い女性と出会いたい人は七夕宮(織女神社)にお籠もりし、河中に棚を結い、タライに水を貼って男女の仲を占ったと紹介されており、特に恋愛成就のお祭り行事として発展し、日本独自の七夕発祥の地とされています。